杉並区議会 > 2011-09-16 >
平成23年 9月16日都市環境委員会−09月16日-01号

  • "議会"(/)
ツイート シェア
  1. 杉並区議会 2011-09-16
    平成23年 9月16日都市環境委員会−09月16日-01号


    取得元: 杉並区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-29
    平成23年 9月16日都市環境委員会−09月16日-01号平成23年 9月16日都市環境委員会                  目   次 委員会記録署名委員の指名 ……………………………………………………………… 3 報告聴取  (1) 第22回東京都道路整備事業推進大会について ………………………………… 3  (2) 「都市計画公園・緑地の整備方針(改定)」(案)について ……………… 4  (3) 杉並区環境白書の発行について ………………………………………………… 6 閉会中の陳情審査及び所管事項調査について …………………………………………34 委員の派遣について ………………………………………………………………………34                都市環境委員会記録  日   時 平成23年9月16日(金) 午前9時59分 〜 午前11時52分  場   所 第3・4委員会室  出席委員  委 員 長  井 口  かづ子     副委員長  山 本  あけみ  (9名)  委  員  けしば  誠 一     委  員  奥 山  たえこ
           委  員  田 中 ゆうたろう     委  員  富 田  た く        委  員  安 斉  あきら     委  員  島 田  敏 光        委  員  関    昌 央  欠席委員  (なし)  委員外出席 (なし)  出席説明員 副区長     菊 池   律   都市整備部長  上 原 和 義        まちづくり担当部長         都市再生担当部長岩 下 泰 善                大 塚 敏 之        土木担当部長  小 町   登   都市計画課長  本 橋 宏 己        調整担当課長  浅 井 文 彦   鉄道立体担当課長友 金 幸 浩        住宅課長    小 峰   孝   まちづくり推進課長                                  坂 本   浩        地区整備担当課長事務取扱      都市再生担当課長高 橋 竜太郎        都市整備部参事                佐々木 孝 彦        建築課長事務取扱都市整備部参事   土木管理課長  齋 木 雅 之                横 山   薫        道路区域整備担当課長        建設課長事務取扱都市整備部参事                山 口 一 好           加 藤   真        交通対策課長  大 林 俊 博   みどり公園課長 吉 野   稔        杉並土木事務所長喜多川 和 美   環境清掃部長  原   隆 寿        環境課長事務取扱環境清掃部参事   環境都市推進課長木 浪 るり子                中 村 一 郎        清掃管理課長  鈴 木 雄 一   杉並清掃事務所長武 田   護        杉並清掃事務所方南支所担当課長                高 山   靖  事務局職員 事務局次長事務取扱区議       議事係長    依 田 三 男        会事務局参事                和久井 義 久        担当書記    小 野 謙 二 会議に付した事件  所管事項調査  1 報告聴取   (1) 第22回東京都道路整備事業推進大会について   (2) 「都市計画公園・緑地の整備方針(改定)」(案)について   (3) 杉並区環境白書の発行について  閉会中の陳情審査及び所管事項調査について…………………継続審査及び継続調査  委員の派遣について……………………………………………………………………決定                             (午前 9時59分 開会) ○井口かづ子 委員長  ただいまから都市環境委員会を開会いたします。  《委員会記録署名委員の指名》 ○井口かづ子 委員長  本日の委員会記録署名委員は、私のほかに、田中ゆうたろう委員をご指名いたしますので、よろしくお願いいたします。  《報告聴取》 ○井口かづ子 委員長  それでは、当委員会の所管事項につきまして報告を聴取いたします。  本日の報告事項は3件です。  質疑は、報告を一括して聴取した後に行いたいと存じます。  それでは、理事者の報告をお願いいたします。   (1) 第22回東京都道路整備事業推進大会について ◎建設課長 私からは、第22回東京都道路整備事業推進大会についてご報告いたします。資料をごらんください。  まず、この大会の目的でございますけれども、記載のとおり、東京の広域化する交通渋滞の緩和や安全で快適なまちづくりに資するため、道路、橋梁、鉄道連続立体交差事業等の整備及び公共交通を充実させる都市モノレール等の整備の推進を図ることを目的としてございます。  事業の内容でございますけれども、道路整備事業等を促進するための必要な意見発表、宣言及び決議を行うこと、また、政府、国会、東京都及び関係当局への請願・陳情の内容の決議をすることとなってございます。  主催及び後援団体ですけれども、特別区、市町村が主催いたしまして、関係団体が後援ということで、現在、23区26市5町8村の主催、また関係団体10団体ございます。推進大会には、主催団体の長、議会の議員、後援団体の会員が参加するものでございます。  本年の大会の日時でございますけれども、10月27日木曜日午後1時から、日比谷公会堂にて予定されてございます。  全体の参加人員が約2,050名。当日は委員の皆様にはご視察をいただく予定でございますので、ぜひよろしくお願いしたいと存じます。  私から以上でございます。   (2) 「都市計画公園・緑地の整備方針(改定)」(案)について ◎みどり公園課長 私から、都市計画公園・緑地の整備方針の改定案についてご説明します。  最初に、本日、資料が席上配付になりました理由でございますが、来週20日から東京都区市町合同パブリックコメントを行い、内容の公表を予定していることから、本日の席上配付となりましたので、ご理解をお願い申し上げます。  なお、都議会では、本日午後開催される都市整備委員会で資料が配付されると伺っております。  では、報告させていただきます。  事業化の期間を10年間として、平成18年3月に都区市町合同で策定しました都市計画公園・緑地の整備方針について改定案がまとまり、その内容と今後の進め方についてのご報告でございます。  改定の趣旨並びに基本方針は、記載のとおり、主な検討内容としては、新たな優先整備区域の設定と、民間によるまちづくりと公園等の整備を両立させる新たな仕組みの構築でございます。  資料に従って説明をさせていただきます。資料1の整備方針の改定案をごらんいただきたいと思います。  4ページをお開きください。東京都内未供用の6,200ヘクタールある都市計画公園・緑地のうち、事業化計画検討対象2,600ヘクタールについて、計画的、効率的な整備促進と整備効果の早期実現に向け平成18年に策定された整備方針では、ここにも記載されてございますが、172公園454ヘクタールの優先整備区域を定め、整備を進めてきました。その結果、平成23年、ことしの7月1日までの実績として、事業の着手率が全体で93%を超えております。そういったことから、さらなる公園・緑地の整備促進、長期未着手区域の早期整備のために方針を見直すこととなりまして、昨年の8月から検討を進めてまいりました。本来であれば、ことしの夏をめどに改定素案の公表を予定しておりましたところなんですが、しかしながら、東日本大震災が発生したことから、震災を踏まえて内容を見直すこととなり、防災に資する公園・緑地についての記載の重要度が上がり、大幅に加筆修正されております。  5ページをごらんください。これまでの整備方針の成果として、防災に資する公園・緑地につきましては、記載のとおり、「避難場所の確保・安定化」では、区部の避難計画人口の9万人分に相当する整備、あるいは豪雨対策を重点的に促進している区域における雨水の貯留浸透量は、25メートルプール100杯分に相当ということで、それ以降、環境保全に資する公園・緑地の樹林地の保全、生活の基盤としての公園・緑地等の成果の試算が記載されてございます。  続きまして、8ページの第2章、都市計画公園・緑地整備の目標と実現化の基本方針の目標のところの1番目、「安全・安心な都市の実現」のところで、「震災時の避難場所や救出・救助活動の拠点等となる公園・緑地、都市型水害等の軽減に寄与する公園・緑地の整備を推進し、安全・安心な都市の実現に貢献します。」という記載のとおり、従前でいけば順番が1番ではなかったんですが、今回の見直しでは1番となってきてございます。  引き続き、11ページから13ページの部分が、「機能と役割から見た重点化の視点」の中で、1番目に防災の視点ということで、それぞれ、大規模救出救助活動拠点が指定されている都立公園を初め、防災の視点からの重点化の視点等の記載がございます。13ページには、実際に機能・役割と公園・緑地の防災の例として、震災対策等の写真が掲載されてございます。  22ページをお開きください。優先整備区域の設定に当たっての評価の基準でも、防災の視点が、ここにも記載のとおり1番目になってきてございます。  続いて、25ページ、26ページに、防災に資する公園・緑地の優先整備区域の特徴と整備効果という記載で、避難場所の確保あるいは豪雨対策の基本方針等の記載がございます。  続きまして、28ページから優先整備区域の一覧となってございますが、本日は、他の区域の公園については、20日からのパブリックコメントということの関係で、申しわけございませんが空白とさせていただいております。20日にはすべて記入された整備方針の改定案を各議員さんにポスティングさせていただく予定でございます。  東京都事業の優先整備区域の7番から11番までが区内の都立公園の優先整備区域でございます。31ページをお開きください。区事業の27番から29番が杉並区の整備する優先整備区域でございます。  一部、36ページの図表3−19で、今回設定した優先整備区域の位置が示されてございます。今回の優先整備区域429ヘクタールのうち、首都東京の防災機能の強化ということで、避難場所や防災拠点となる公園の整備促進の中で、新たに高井戸公園の整備に着手し、避難場所として確保となってございます。  続きまして、資料2の優先整備区域図(案)をごらんいただきたいと思います。お開きいただいて、最初が和田堀公園で、前回の方針から引き続き事業を進めている事業促進区域については、9.08ヘクタールが青で、今回の優先整備区域の中に記載されてございます。赤で記載されているものが新たに加わった新規事業化区域ということで、これが5.08ヘクタールでございます。次が高井戸公園でございます。新規事業化区域8.68ヘクタールでございます。その内訳は、NHKグラウンドが5ヘクタール、旧印刷局グラウンドが2.9ヘクタールでございます。残りが一般の宅地、約0.8ヘクタールが区域として加えられてございます。続きまして、善福寺公園、善福寺川緑地につきましては、新規事業区域は今回はございません。玉川上水緑地につきましては、新規事業化区域として3.28ヘクタールがございます。  次に、杉並区の優先整備区域でございますが、前回、優先整備区域に挙げた桃井中央公園、和田公園、天沼公園ともに開園してございますので、今回は新たに、高円寺北第二公園0.36ヘクタール、続きまして和田一丁目公園0.21ヘクタール、続きまして神田川緑地を優先整備区域として挙げてございます。高円寺北第二公園は10月に開園予定、和田一丁目公園につきましては、今年度末に完成を予定してございます。神田川緑地については、来年度以降の整備予定でございます。  表に戻っていただきまして、4番目に、これまでの経過は記載のとおりでございます。今後のスケジュールでございますが、9月20日から都区市町合同で10月19日まで1カ月間パブリックコメントを行い、11月中旬にパブリックコメントの意見を踏まえて整備方針の取りまとめを行った後、各区市町の議会に報告後、12月下旬に整備方針を確定し、公表する予定でございます。  私からは以上でございます。   (3) 杉並区環境白書の発行について ◎環境課長 最後になりますが、私のほうからは、杉並区環境白書の発行について簡単にご説明を申し上げます。  なお、本日、冊子といたしまして、環境白書本体と、それから資料編をおつけしてございますが、一部に訂正がございます。正誤表でご確認をいただきたいと存じます。大変申しわけございませんでした。  この環境白書につきましては、区民と区が環境の現状を共有して、同じ目標に向かって行動するための1冊として、また環境基本計画の進捗状況を検証する、そういった視点から毎年発行しているものでございます。今回は、昨年、当都市環境委員会を初め清掃・リサイクル対策特別委員会、さらには環境清掃審議会、また多くの区民の皆様方からたくさんのご指摘をいただき、それらを参考に作成をいたしました。  その主な視点でございますが、資料のほうをごらんいただきますと、まず1点目として、3月の原発事故による地域エネルギー対策、この必要性を初めとする今後の環境政策につながる課題の整理、さらにはまた、過日に行われました外部評価による指摘を踏まえて、この整理を行ったところでございます。あわせて、環境基本計画における各事務事業につきましては、その取り組みの状況をより客観化させるために、新たに活動指標を設けまして、事業の進捗の目安として載せてございます。  少し資料をおめくりいただきたいと存じますが、全体の構成としては、まず1ページ目からの第1章、ここでは、環境基本計画の5つの基本目標ごとの現況の進捗について、概括的に説明するとともに、主な事業を取り上げて、今後の基本的方向性について、将来を見据えた課題の整理を行ってございます。  また、少しめくっていただきますと、19ページから、こちらのほうは第2章でございますが、区民との協働で達成する環境目標及び事務事業に取り組む行政としての目標、これを成果目標としてございますが、この目標ごとの取り組みの状況についてまとめてございます。先ほども申し上げましたが、現行の環境基本計画には111の事務事業がございますが、それぞれ25年度までを期間として目標を掲げてございます。24ページ以降、ここに111事業につきましてその進捗を、先ほど申し上げた活動指標に基づいてその進みぐあいを明確化してございます。特に取り組みが25年度の目標に向けて進んでいるものを、それぞれの表頭に「実施」という形で、少し小さい字で恐縮なんですが記載してございます。また、活動を開始した事業を「一部実施」という形で記載しているものが111の中で7事業、未実施が1事業。これにつきましては、環境博覧会でございますが、ご案内のとおり、清掃工場の建て替えの都合により一時休止をしている、その1件でございます。  また、53ページから、第3章でございますが、こちらのほうは、区を取り巻く環境の実態を示す主な統計数値を掲載してございます。  なお、詳細にわたる細かなデータにつきましては、別冊の資料編を用意いたしましたので、こちらのほうでご確認をいただきたいと存じます。  最後になりますが、この環境白書につきましては、多くの区民の方々にごらんいただくために、ホームページでの公開を基本に、資料にございます区施設で閲覧できるよう手配を行うとともに、広く区民の環境学習の素材となるよう、必要な冊数を用意してまいります。  大変簡単ですが、環境白書の説明については以上でございます。 ○井口かづ子 委員長  これより質疑に入ります。  質疑のある方は挙手願います。
    ◆けしば誠一 委員  まず、道路整備事業推進大会についてお聞きします。  この大会は今回22回目となりますが、どのような経過で始まったのか、大会の目的は何なのか。 ◎建設課長 経過、目的でございますけれども、先ほど目的については報告の中でお示ししましたけれども、こういった目的達成のために、国や東京都など関係機関に対しまして、事業の推進あるいは財源の支援、こういったことを実施していくということで、平成2年に第1回が開催されてございます。その際、市区町村あるいは関係団体、こういったところの了承をいただいた上で平成2年に第1回が開催され、今日、ことしで第22回を迎えたという経緯でございます。 ◆けしば誠一 委員  東京都道路整備事業推進大会というふうにありますが、今お聞きしたところ、主催団体は市区町村と。杉並区も主催団体の1つということを確認しておきますが、大会を準備する事務局、今回はどこが担っているんでしょう。 ◎建設課長 今委員ご指摘のとおり、区市町村が主催しているということでございまして、本年度、この会の推進大会会長が昭島市長になってございまして、昭島市を中心にこの運営を今準備しているところでございます。 ◆けしば誠一 委員  議員になってから何度か、この委員会や道路交通対策特別委員会に入りますとこの大会への出席が求められて、いつもちょっと不思議に思うんですけれども、障害者福祉の推進大会とか教育予算の増額の要求大会とか、そういったものが全くないのに、何で道路推進大会だけこんなに時間といろいろかけてやるのかと。  大会の予算、区の負担分、区が当日参加するに当たって使う予算、どのくらいあるんですか。 ◎建設課長 大会の予算でございますけれども、平成21年度の大会の歳出の決算額でございますけれども、支出額といたしまして290万7,000円余となってございます。  区の負担ですけれども、毎年、負担金といたしまして、各区7万円負担してございます。  また、大会ごとの区のかかる経費でございますけれども、マイクロバス等で現地へ向かいますので、そういった費用あるいはそれぞれ参加者の人件費等かかるかと存じますけれども、詳細は、すみません、金額についてはちょっと把握してございません。 ◆けしば誠一 委員  7万円で、市区町村全部で総額290万円になるのかどうか、後で再確認、これはお答えください。  土木部とか都市環境部の幹部職員や職員たち、何人ぐらいこれは参加することになるのか、どうですか。 ◎建設課長 まず、負担金でございますけれども、区は各7万円、市が3万円、それから町村が1万5,000円。また、関係団体はそれぞれ団体ごとに異なりまして、3万円から40万円の範囲でございます。これらすべて合わせた負担金の合計、収入としては350万5,000円、こういった状況でございます。  また、参加人員でございますけれども、例年、区議会から議長あるいは都市環境委員会の委員、皆様含めて、区からは35名程度参加してございます。 ◆けしば誠一 委員  きょう改めてお聞きするのは、先ほど述べたように、議員になって、かつては建設委員会、現在は都市環境委員会ですが、所属すると、この大会への参加が要請されます。参加して大変違和感を覚えて、途中から参加を見合わせたこともあります。会場には、自治体の長や担当幹部職員、自治体議員、関係者に加えて、国会議員、都議会議員が大挙参列します。大会の後は陳情代表団が東京都と国会と政府回りをしますが、この陳情代表団というのはどういう方が行くんですか。 ◎建設課長 こちらは、大会の後、それぞれ要望活動に入りますけれども、先ほど申しました主催者あるいは後援関係団体、こういったところの代表が行っているものでございます。  ちなみに昨年は、青梅市さんを初め、ほか8区市町村ですか、こちらの代表がそれぞれ関係方面へ要望活動を行ったということでございます。 ◆けしば誠一 委員  昨年、21回大会の宣言では、外環道など首都圏3環状道路の早期整備、現状では高架を前提にして進んでいる連続立体交差事業の実施が宣言されています。住民の中には反対や疑問の声があるような施策を、大会で議論もなく決議するというのはどういうものか。陳情内容からは、あえて言わせていただくと、道路族の決起大会と言っても過言ではないと思わざるを得ませんが、この決議等々、中身はこうしたあり方でいいのかどうか、この点、どうでしょう。 ◎建設課長 道路は、東京都、これは幹線道路から生活道路まで網で張りめぐらされてございます。そうした中で必要な道路を着実に整備していくということが必要だと思います。そのために関係の団体が歩調を合わせて関係機関に要望していくということは、一定の効果があるのかなと思っております。  また、今委員ご指摘の個別の事業については、それぞれまた地域のいろいろなお声を聞きながら着実に進めていく、こういったものかなというふうに存じます。 ◆けしば誠一 委員  ただ、決議の中で、第1に、外環など首都圏3環状道路をはじめとする幹線道路ネットワークの整備を重点的に、と明記されているわけですよね。道路整備事業といっても、外環道や外環地上部街路を初め、都市計画道路の中でも必要性の有無から検討すべき道路計画があります。ここには沿線住民が反対している外環道の建設や地上部街路まで一応含んじゃっているわけですよね。確認しておきます。 ◎建設課長 先ほど申しましたように、決議の案としては、東京都全体を見渡してということでございますので、広くそういった必要と思われるような路線は含まれているというふうに認識してございます。 ◆けしば誠一 委員  この大会の決議では、必要な財源を安定して確保し、東京の道路等の整備や関係施策に集中的に投入することが極めて重要である、というふうに書かれています。3・11以降の状況下で、ここはことしはどう変わるのか。今までどおり、今のようないわば災害復興が前提になっているようなときに、差し当たり緊急な必要性のないような道路もどんどんつくり続けるというような決議にまたなるのかどうか、この点はどうなるんでしょう。 ◎建設課長 本年の決議文については、現在、会長市を中心に検討中でございます。まだ決まってございません。ただ、ことし起こりました東日本大震災、こういったことが当然盛り込まれるというような予想は立ててございますけれども、またその案につきましては、わかり次第、委員の皆様にはお知らせしたいというふうに考えてございます。 ◆けしば誠一 委員  もちろん、私も道路一般に反対しているわけではありません。本当に必要な道路や歩道の整備、それから踏切とか、雪国に行けば除雪対策とか、地方振興の予算を確保することこそ本来やるべきであるというふうには考えています。  この大会の昨年の決議には私は反対なんですね。しかし、この決議は拍手で採択されるため、決議内容に対する異論を述べる場がありません。拍手しない方が、私参加して、やっぱり何人かいるなということは確認しているんですが、議長は、拍手全員と認めますというふうに述べて、強引に議事運営を進めています。無駄な道路の建設もあり、また、非民主的なこうした議事運営をする大会です。道路行政とその財源のあり方が今世の批判を浴びているときに、昔ながらの、ただ道路財源をよこせといったような決起集会のあり方は、市区町村が主催でやるならば、そろそろ見直すべきではないかと思うんですが、いかがでしょうか。 ◎建設課長 先ほど申し上げましたけれども、こういった関係機関が、同じ道路という網をめぐらされている道路網という整備に向けて歩調を合わせていくということは一定の効果があるかと思います。ただ、今、道路特定財源も一般財源化されてございますので、そういった社会背景を踏まえて、今後のこの会のあり方については、この大会の関係しております機関それぞれの中で十分これからも話し合っていく必要はあるのかなというふうに存じます。 ◆けしば誠一 委員  次に、環境白書についてお聞きします。  まず、5ページのところに、「今回の東日本大震災を教訓として」ということで極めて重要な記述があります。再生可能エネルギーの普及は欠かせない、余剰電力買い取り制度が実施されて、再生可能エネルギーの全量買い取り制度に関する法律も制定された、電力自由化や技術開発に対する政策支援なども求められているというふうに書かれています。一般質問の中でも問題にしたところでありますが、こうした電力の自由化を推進していくためにも、自治体がそれぞれ、さまざまな電力会社のそういった現状を見て、財政から見ても安いところに振り向けるというようなことはそろそろ考えるべきだと思うんですが、こうしたことは環境問題の観点からは検討されていないんでしょうか。 ◎環境都市推進課長 さまざまな小規模電力会社ができていることは承知しておりますし、省庁等にも普及が進んでいるということは承知しておりますが、区としての対策については、経理課、所管課のほうと検討しているところではございません。 ◆けしば誠一 委員  今お答えになったように、省庁では、たしか防衛省と、本当に幾つかを除いた以外は、むしろ積極的に既にこうした新たな電力供給会社から購入して、財政効率の面でも利用しています。私、そうした中で東京都や23区がしていない理由というのはちょっとわからないんですが、検討すらしてないということでしょうか。 ◎環境都市推進課長 現在のところ、杉並区ではしておりません。他区のことは承知してございませんが。 ◎環境清掃部長 電気の施設の所管部門でも全く検討してないということではなくて、要は、電力の問題については2つに分けて考える必要がある。1つは経済合理性の問題、それからもう1つは安定供給という、2つの側面から考える必要がある。  今区のほうでは、この本庁舎を初め、数百の区立施設を含めて安定供給ということを、よりそちらのほうにウエートを置いて、そういう考え方を現時点でとっているということでございまして、また、今後総合計画等の中で、このエネルギー問題というものはさまざまな観点から検討されるべき問題でもありますので、今後の大きな課題の1つというふうに言えようかと思います。 ◆けしば誠一 委員  なぜ東京電力からのみ買っているのかということにこだわるのは、例えば、ことしの夏、私たちはかなり節電に努力しました。しかし、東京電力は、どのくらい節電されたのかという、そうした情報を全く開示しないということがあります。世田谷区長はこのことを東京電力に申し入れて、情報開示を要求しています。しかも、一方、どれだけ節電しても契約した電気料金は全く変わらない。だから、節電すればするほど、東京電力は同じだけのお金をもらえるわけですから、東京電力にとってはありがたいですよね。そうした本当に東京電力にとってのみ有利な、あるいはまた情報開示もされない、この現状を変えるためにも、私は、これにかわるさまざまな電力供給会社からも、当然入札という方法などを投じて購入するような形を通じて、東京電力に、電力の今の契約の仕方とか、情報開示をしない現状とかいうことに行政としてしっかりと対応すべきだと思うんですが、その点いかがですか。 ◎環境清掃部長 今委員ご指摘のあったように、世田谷区の例を引用されましたけれども、杉並区においても同様に、区長の強い意向がございまして、私どもで東京電力と一定の交渉をしてまいりました。ご指摘のように、なかなか全面開示ということは、非常にガードがかたくてかなわない部分がございますけれども、一般的に杉並区内でいえば、大まかな傾向値としてですけれども、昨年度と今年度を比べて、節電対策、これは区民個人あるいは企業努力ということもあって、おおむね15%程度は縮減できている。ただし、これは節電だけの問題ではありませんので、さまざまな要因が複合的に絡み合っているということでございます。  また、ご指摘のような電力行政につきましては、自由化の問題もございますし、あるいは特定規模の事業者がなかなか参入しにくいということもまた一方ではあろうかと思います。ですから、こうした電力問題については、今後のエネルギー政策のあり方をどう見直していくかということと密接不可分な課題でもございますので、一自治体としては、まずは区民の安定的な暮らしをきちっと確保していく、あるいはそれを提供するための役所の組織あるいは施設といったものを、まずは安定供給ということを最重要視して現在やっているところでございます。今後、先ほど申し上げましたように、さまざまな観点から見直しが行われるべき問題も多々あろうかなと思います。 ◆けしば誠一 委員  10ページのごみの焼却による発電というところで、杉並清掃工場の建て替えに係る問題が出ています。今回、建て替えによって発電量が3倍ぐらいになるということが、たしか一般質問のやりとりの中でも出てきました。一部事務組合は、清掃工場の建て替え、それから、日ごろの地域環境に与えるさまざまな影響や建て替えに当たっての経過などから、できる限り余剰電力については、杉並で使えるものならば使っていただいてもいいという姿勢を持っているというふうに仄聞しています。  そうしたことでこれまでも、ここに書かれているように、区立小学校6校に低価格で提供されているということでありますが、そうした発電量が増えるということの中で、ぜひ積極的に区からも要望していただきたいというふうに思うんですが、いかがでしょう。 ◎清掃管理課長 委員おっしゃることはもっともかなと思っております。ただ、いろいろ課題等もございますので、一朝一夕には進まないというふうには思っておりますが、一組のほうには引き続き、電力供給について要請、要求はしていきたいなというふうに思ってございます。 ◆奥山たえこ 委員  都市計画公園、公園ができることはいいことだと思っているんですが、ただ、基本方針の中に「民間事業者等とも連携し、」とあります。これが大変私は気になります。というのは、渋谷区の宮下公園において、スポーツ会社と連携して、そこに住んでいたホームレスの人たちを追い出すというふうなことをやっているわけです。大変な社会問題になりましたけれども、ご存じだと思いますが、今回示された優先整備区域の中に、優先ではないんだけれども既に開発された、例えば善福寺川緑地には、杉並でもホームレスの人が数人住んでおります。そういった追い出しをやろうというふうな、そういう意図がまずこの中には含まれているのかどうか、伺います。 ◎みどり公園課長 先ほどの優先整備区域の考え方は、長期未着手区域が多い、なかなか事業化が進まないのは、特に都心部で、地価が高い場所で公園の用地取得が進まないということで、そういった部分で工夫をしていきたいということで、東京都から今回の整備方針の中で取り上げてございまして、ページとしては、38ページのところからずっと記述がございます。今回新たに提案されたのは、40ページのところに、「センター・コア・エリアを対象とする民間都市開発との連携」ということで、それに合わせて都市計画の区域を見直していくようなことも含めたものを今回提案をさせていただいているものでございます。 ◆奥山たえこ 委員  いわゆるホームレス支援法には、ホームレスの方にどこかに移動してもらう場合には、次の場所を指定して移動してもらうというふうになっておりますので、そういったことを確認していただきたいと思っております。  では、次です。白書について伺っていきます。  まず、10ページですけれども、事業系ごみの出し方について商店街の方々にお願いをする、ちょうど一番上、1行目ですけれども、「地域の商店会などにお願いと説明に出向き、」というふうな表現があります。私、これはお願いというのは違うんじゃないかと思っています。というのは、事業系ごみというのは、本来は自分たちで処理をするというのが法律の趣旨であります。しかし、杉並区においては条例で、50キロまでですか、区が収集するとしておりますけれども、これは好意でやっているのであって、区は義務はないわけです。だから、お願いとかいうことじゃなくて、命令というふうな言い方をする必要はないですが、指導とか、本来はそうなんだよということをきちんと伝えなきゃいかんのじゃないかと思っておりますが、どう考えていますか。 ◎清掃管理課長 そうですね、お願いというとちょっとやわらかな表現なんですけれども、これは文章上の表現ということでとらえていただいて、実情は、集積所に分別不徹底なごみが出た場合については、中身の確認をしたり、きちっと、不適切な出し方をしている排出者に対してはきつく指導しているのが現状でございますので、ここはそういうような意味ということでご理解いただければなというふうに思います。 ◆奥山たえこ 委員  そうしますと、説明に出向いたときには、原則はこうなっているんですよときちんとご説明をするようにしていただきたいと思います。  続けて言いますけれども、また水銀が混入したという話がありました。清掃工場が一たんとまったりしているわけですが、そのことと、私はこの事業系ごみと関係があるのではないかと、邪推かもしれませんが、非常に私は推測しております。というのは、体温計なのか血圧計なのかわかりませんけれども、普通のおうちにはそんなに水銀が大量にあるとは思えないので、やっぱりどこか事業系のところから出たんじゃないかというふうに思っているわけです。それから、事業系のごみというのは、見ていると、分別をきちんとやっているのかなと。私まちで見ていても、余り、例えば新聞紙とかをくくって事業系のシールを張っているのなんか見ることありませんし、何でもかんでも入れちゃえば、シールを張れば持っていってくれるんだというふうに思っているのではないかと思うわけです。そういったことが、今回の例えば水銀の混入などにもつながっているんじゃないかと思っているんですが、区としてはどういうふうに考えていますか。 ◎清掃管理課長 事業系のごみも、集積所に出される、いわゆる有料ごみ処理券を張って出される事業系のごみがございます。これは家庭ごみと同様に扱いまして、分別の指導等の徹底は日ごろから行っているところでございます。  また、清掃工場には持ち込みごみというものがございまして、これは、経常的に持ち込むものにつきましては、生ごみとかあるいは紙くず、それから草だとか木、剪定枝が多いのでございますけれども、そういったものにつきましては、なかなか水銀が入る可能性も少ないのかなというふうにも認識しております。  あと、医療機関というのがございますけれども、血圧計なんかよく例に挙げられますが、血圧計につきましては、新たに購入するときに古いものと新しいものを交換するといったような形でやっているのが通例でございますので、そういった面でもなかなか入りにくい現状はあるのかなというふうにも思っております。  一連の水銀のことにつきましては、調査はしたんですけれども、なかなか原因物も特定できないし、入れた者も特定できないといったようなのが現状でございます。 ◆奥山たえこ 委員  当局も苦慮していることはわかっています。そういう意味でも分別指導は徹底してほしいと思います。  次です。9ページ、資源持ち去り防止ですけれども、私この前、朝歩いていたら、中年の男性が集積所から本を持っていこうとしているんですね。それで私、おはようございます、ホームレスの方ですかというふうにお声をかけたら、いや、違います、私は年金がまだ出ないんです、ですからちょっと生活の足しにということで、あっ、こういう人もいるのかと思ったんです。  お尋ねいたしますけれども、杉並区の場合、いわゆる資源持ち去りに罰金ですか、取るようにしておりますけれども、どうですか、その効果といいますか、大分減ってきているんでしょうか、注意などによって。 ◎清掃管理課長 条例施行後、パトロールをしたり告発をしたりしてまいりました。その結果、当初60名ぐらい、ぐるぐる区内を回っていたわけですけれども、今は20名前後ということで、約3分の1程度に持ち去り業者は減ってきているといったような状況でございますし、警告書というものを第1回目のときには発行するんですが、この警告書を発行する数も、21年度が50件、22年度が19件ということで、新規参入してくる持ち去り業者のほうも激減しているというふうにとらえてございます。 ◆奥山たえこ 委員  たばこについても聞いておきます。  たばこのポイ捨てはかなり減っていますよね。それで、西荻なんかもうほとんどゼロに近くなっている。西荻については、私ではないほかの議員が、駅の近くで吸えるところがないからつくってくれつくってくれと一生懸命要望していますけれども、かなっておりませんけれども、それでもこういったポイ捨てが減っているということは、もうかなり効果が出ているんだから、いっそのこと過料2,000円徴収は私はやめてはどうかと。お金取ってまでそういうことをやるのは、私は、強制はよくない、やっぱりマナーでやるべきだという考えなんですが、どうでしょうか、少しは考えが変わっていませんか。 ◎環境課長 今、西荻を例に出して、大分改善されていると、そういうお話でございますが、地域によってはまだまだ課題の多いところもございます。路上喫煙対策につきましては、委員もご承知のとおり、昨年度の事業仕分けで一定の方向性をいただきまして、より効果的、効率的なやり方に向けて、今年度、対応の仕方を少し変えているところでございます。もちろんマナーを遵守していただくということが大前提でございますが、西荻はご指摘のとおり大分改善されているようですけれども、ほかの地域もございますので、状況に応じてはやむなく過料に踏み切る、そういった体制を残しておくということはまだ少し必要かなというふうには思ってございます。 ◆奥山たえこ 委員  余り、厳しくやるなと言ってはいけないですね、条例があるんですからね。しかし、臨機応変にやっていただきたいとは思っております。  次です。23ページに行きますけれども、ごみ減量目標ですが、数字を見ると、未達成というにはひどいぐらいに全然達成されていないんですが、その原因をどうとらえているのか、伺います。 ◎清掃管理課長 現在の一廃計画ではこのような形になっているんですけれども、このような目標を達成する手段として、ごみの有料化と戸別収集というのが大きな柱として現計画では挙がっておりました。これが現在では実現できてないという状況の中で、目標には届いてない状況かと思っておりますけれども、そんな中でも、23区比較して、現在、1人当たり1日に出すごみ量が2番目ということで、大きな成果を上げているのかなというふうには考えております。 ◆奥山たえこ 委員  そうしますと、ちょっと意地悪な聞き方になるかもしれませんが、有料化をし戸別収集を始めればこの目標は達成されるんだ、430グラムになるんだと、そういうことですか。私はそれだけじゃないと思いますよ。やっぱり区民への啓発とか生ごみの収集とか、いろいろなことへのまだまだ取り組みが足りないんじゃないかと思っていますが、どう考えますか。 ◎清掃管理課長 委員おっしゃるとおり、確かにそれだけでこの目標が達成されるとは思ってございません。ただ、大きな要因だという認識は持っております。普及啓発含めて、資源化の推進等、まだまだ課題はあろうかと思いますので、こういったことに1つ1つ取り組んで、また、これから一廃計画が見直しになってまいりますので、その中でいろいろ検討していきたいなというふうに思ってございます。 ◆奥山たえこ 委員  自治体によっては、この前、段ボールコンポストのことを言いましたけれども、ほかに、例えばキエーロというので、土を入れて箱にしたような、神奈川県の葉山町がやっているそうですけれども、いろいろなことを研究していただきたいと思います。25ページには、生ごみ資源化の調査・研究をしておるというんですから、励んでいただきたいと思います。  次に、17ページ、レジ袋について伺います。  実はことしの8月に、当区の女性議員たちと集いまして、日野市にレジ袋の話などを伺いに行ってきました。日野市の場合は、ご存じと思いますけれども、有料化というふうな、つまり、お金をえさにして持参率を上げるといったのはやらないんだと。邪道だというふうな言葉は使っておりませんでしたけれども、それは本来の目的とは違うんだ、だから、そうではなくて、あくまでもレジ袋を環境のために減らしていただく、1円2円のためではないんだということなんですが、当区においては有料化という方法でもってレジ袋の削減に取り組んだわけです、古い話になりますけれども。そのことについて、日野市との比較もしながら、どう考えていますかね。 ◎環境都市推進課長 杉並区では平成12年からレジ袋の問題に取り組んできたわけでございますが、その中で、レジ袋削減推進協議会などの調査により、有料化が最も効果的な削減方法だということで、有料化等の取り組みを進めるということにしたものでございます。日野市につきましては、有料化という表現よりも、レジ袋の無料配布の中止ということをうたって取り組んでいくということで行われているというふうに日野市の担当のほうからは聞いております。 ◆奥山たえこ 委員  確かに、有料化すると、1円でも取っていると、そこの店はがくんとレジ袋をもらう人が減るというのは、私も数字で、報告書で見ました。効果的だというのはわかるんですが。  そうしますと、有料化に協力してくれればいいんだけれども、全然協力してくれないところがありますよね、コンビニエンスストア。日野市の場合は、あきらめているという言い方は全然なさいませんでしたけれども、もう手をつけていない、手がつけられないという感じですが、まず、杉並区においてコンビニエンスストアはどういう状況であるのか、そしてまたそれに対してどういうふうに受けとめているのか、教えてください。 ◎環境都市推進課長 レジ袋削減推進協議会には、委員としてコンビニエンスストアをまとめるフランチャイズチェーン協会の方も加盟されていて、その中でどういう取り組みができるか一緒に検討を進めて、声かけ等の徹底、ポスター等の貼付等々協力をしたり、あと、レジ袋不要カードとか、なみすけ柄のレジテープを作成するなど、一緒に取り組んできたということはございますが、フランチャイズチェーン協会さんのほうでは、目標として重量で規制をする、容器包装リサイクル法の関係での削減は重量でやっていくということで、枚数では行わないということで、あくまでも声かけでやっていきたい、有料化は行わないということで、ずっとお話し合いしていますが、そういうことで経過しています。 ◆奥山たえこ 委員  コンビニエンスストアの、そういったフランチャイズ店の非協力というのは大変重要な問題だというふうに考えています。つまり、20万枚という枚数ではないんだということであるならば、1つの方法としては、杉並区の条例を変えてでも、重量もそれに入れる、例えば枚数と重量を併用する、削減目標に入れる、そういったことは可能ですか。 ◎環境都市推進課長 研究が必要ですが、方法論としては可能だと思います。 ◆奥山たえこ 委員  杉並区の条例では、協力しない場合には名前を公表するということになっていると思いますが、それには当たらないんですかね。もしくは、そういうふうな話をしてもなかなかご協力いただけないというところなんでしょうか。 ◎環境都市推進課長 公表に至るには、まず勧告をしまして、目標に達するように取り組んでいただいて、その結果、努力をしなくて達成しなかったような場合に公表というふうになりますので、直ちに公表ということにはなりません。 ◆奥山たえこ 委員  そうですね。つまり、報告書を出していただかなければ、実際どのくらい削減しているのか、削減されていないのかもわからないわけですから、同じ土俵に乗っけるためには、先ほどの重量も削減の目安にするのかとか、そういった研究をしていただきたいと思います。  では最後に、16ページ、すぎなみ環境情報館について伺っておきます。  今回の事業仕分けということで対象となりましたけれども、まず、判定はどうなったのか、廃止とかいろいろありますけれども、これはどうなったのか。 ◎環境都市推進課長 今後の方向性については現状維持で、事業の改善としましては、実施方法の変更ということでございます。 ◆奥山たえこ 委員  今受託している団体はどのような性質の人たち、もしくは構成メンバーはどのような人たちなのか、ざっと教えていただけますか。 ◎環境都市推進課長 広く区内で環境やリサイクルに携わってきた方々が会員となっている団体でございます。 ◆奥山たえこ 委員  そうですね。私も多分1人、2人ぐらいは存じ上げている方がいます。昔から例えば空き缶を集めるのに熱心だったりとか、いろいろな方がやっていて、そういう区民の方がNPOとして受けること自体、私はいいことだというふうに思っているんですが、ただ、事業仕分けをした方から見ると、今のやり方は競争性がないとか、そういうふうな見え方になるんでしょうかということと、競争するとしたら、全然違うどこかの株式会社を連れてくればよいというふうな、そういう見立てなんでしょうか。 ◎環境都市推進課長 事業仕分けでは、競争原理を働かせることにより、事業活動の質の確保を図るべきであるというご意見はいただいておりますが、直ちにそれが株式会社との競争等と直結するものではないというふうに考えてございます。 ◆奥山たえこ 委員  今の団体になってたしかもう数年間、五、六年、もっとなりますかね──8年間ですか。結構長いので、確かにいろいろな人の新陳代謝自体は必要なんだろうなと思っています。ただ、熱心にやってくださっている方たちなので、マンネリにならないようにやってもらえればとは思っていますので、その辺の工夫もお願いします。  あと、事業仕分けの方から指摘されたのは、使用料が安過ぎるということですね。登録団体はたしか無料ということなんですが、それについて区としてはどう考えているのか。つまり、登録団体も有料にするとかいうふうな方向を考えているのかどうか、お聞かせください。 ◎環境都市推進課長 目的施設での有料徴収というところは、ほかの区の施設でも例はないことでございますので、今後、手数料・使用料等検討委員会等で慎重に考えていきたいというふうに考えております。 ◆奥山たえこ 委員  学習室、私なんかもたまに使いたいと思うことがあるんですが、結構よく使われていると思うんですが、回転率はどうなのか。  それからあと、もう1つ、最後に聞きますが、いろいろな企画をやっていらっしゃるわけですが、それなりに、1回当たり平均すると20人ぐらいですかね、来ていますので、ほどほどにやっているのかなと思いますが、その2つについて伺います。それについてどう考えているかということと、何か改善が必要だと思っているのであれば、そのことについて。 ◎環境都市推進課長 環境学習室の利用率、回転率でございますが、80%以上で、大概埋まっているという状況でございます。  それから、講座等でございますが、こちらのほうで企画の指示書を出しまして、あとは企画検討委員会を、環境ネットワークのほうで普及啓発委員会というものを設けて、協議して企画を考えてやっていただいていますが、いろいろな工夫はされていますが、多少、長くやっていると同じような傾向のものが出やすいということがあろうかというふうには思っております。 ◆富田たく 委員  都市計画公園の整備方針について、少し確認をさせていただきたいと思います。  4の「これまでの経過と今後のスケジュール」というところで、平成23年11月中旬から、第4回改定検討委員会でパブコメ意見を踏まえて整備方針の取りまとめをするということで、その前、9月20日から都区市町合同パブリックコメントの開始というふうに書いてありますが、このパブリックコメントについては、杉並区に係る事業化計画の杉並区事業の1から3の公園と緑地についてのパブリックコメントも募集するということでしょうか。 ◎みどり公園課長 当然、優先整備区域に入っている事業についてはすべてですので、区事業についても対象になります。 ◆富田たく 委員  それでは、もう一度確認したいんですけれども、この区事業の完成予定というかスケジュール、それぞれ1から3について教えていただけますか。 ◎みどり公園課長 高円寺北第二については、現在工事中で、この秋には開園の予定でございます。和田一丁目については、現在工事の発注の準備作業を進めておりまして、来年度末には開園の予定でございます。神田川緑地については、土地の確保の見通しが立ちましたので、今後、来年以降、整備を予定しているところでございます。 ◆富田たく 委員  高円寺北についてはことしの秋って、もう9月に入って、秋もそろそろ始まってきましたけれども、そうすると、9月20日からパブリックコメントの意見を踏まえて、また11月中旬から整備方針の取りまとめとかいうところでは、高円寺北第二公園についてはほとんど反映されないというふうに認識してよろしいでしょうか。 ◎みどり公園課長 おっしゃるとおりでございます。 ◆富田たく 委員  そうなんですね。では、和田一丁目公園については今発注段階というふうにお話しされていましたけれども、例えば公園がどのような形になるのかというような計画がもうできているのか、パブリックコメントの意見を踏まえてその計画がつくられるのか、いかがでしょうか。 ◎みどり公園課長 あくまでもこれは、公園の整備内容ではなくて、未着手の都市計画公園・緑地の整備を着実に進めていくということで、用地買収あるいは工事をしていくという計画をお示ししたもので、計画内容についての意見募集ということではございません。この公園を今後整備していくのがいいか悪いかという意味合いですので、整備内容については、また別途、説明会等を通じて意見をいただいてこれまでもやってきていますし、今後もそういうことになろうかなと考えてございます。 ◆富田たく 委員  ということは、区事業については、神田川緑地の部分についてのみパブリックコメントを募集するということなんですか。
    みどり公園課長 当然、今事業着手中、前回の優先整備区域に載せてなかったということで、公表時期が遅れたという関係もありますので、それがそのまま載ったという部分もあります。今回いただいたご意見の中でそういうことがあれば、その部分については優先整備区域から落とすということも選択肢としてはあろうかなと思います。 ◆富田たく 委員  優先整備区域から落とすというのは、すみません、言葉がよくわからなかったんですけれども、その意味合いを。 ◎みどり公園課長 当然、もう事業に着手して完了の見込みが立っていますので、そういう意味でいけば、ここに載せる必要があるかどうかという論議になろうかなというふうに思っています。公表時期がもともと夏を予定してございましたので、そういった意味で、その当時から変えてなかった部分について不備があるというのは、ご意見として承ります。 ◆富田たく 委員  何となくわかりました。  じゃ、白書のほうに移りたいと思います。  僕も、白書を2日前にもらって、いろいろ読んでみたんですけれども、こういう委員会の場でこの白書に対してどういうふうに対応していけばいいのかというのがよくわからないままここに来てしまって、さきの委員のお話を聞きながら、なるほどと思いながら見せていただいたんですけれども、ちょっと細かいところで1点、白書の59ページ、公園の整備状況で、表は数字はあるんですけれども、単位が記載されてないんですけれども、この単位は幾らになるんですかね。 ◎みどり公園課長 箇所数は園が単位でございます。面積の部分は平方メートルでございます。落ちておりまして申しわけございません。 ◆富田たく 委員  細かくてすみません。区民の皆様に渡す資料なので、なるべくこういうところの単位とか細かいところ、落ちないようにしていただければと思います。  先ほどもちょっとレジ袋について上がったので、僕も気になった点を1つ、レジ袋について確認させていただきたいんですけれども、54ページ、マイバッグ等持参率ですか、ここで、21年度から22年度にかけて、数値としては、全体、33.3%から29.2%に表示上は減っているんですが、下の※印のところで、実際は昨年よりも低減しているというような書き方をしているんですけれども、ここ、ちょっとよくわからなかったので、説明をいただけますか。 ◎環境都市推進課長 レジ袋有料化等の取組の推進に関する条例の対象となる事業所につきましては、60%の持参率を達成した場合に対象外というふうになりますので、21年度に対象であったスーパーで有料化しているところが22年度には対象外になったということがございまして16店舗、それから、キャッシュバックで2店舗とスーパーが対象外となった結果、持参率のほうが相対的に下がってきてしまったということがございます。 ◆富田たく 委員  まず、こういう白書、データを載っける部分で、もともとの母数が変わるときは、年度ごとの店舗数もしっかりと載っけていくべきだと考えますし、年度ごとにパーセンテージを表示するものであれば、条例で対象外となったとありますが、数値上しっかりと調査をして、実際のパーセンテージというのを、持参率というのをきちんと区としても把握していくべきだと思うんですけれども、いかがでしょうか。 ◎環境都市推進課長 参考に、委員のご指摘の答えになっているかどうかちょっとあれですが、資料編のほうの2ページに、第1−2−3表として「レジ袋年間使用実績」とございまして、ここで、どんどんレジ袋が年々減っていて、条例施行前と比較して25%ほど減っているということがわかるようになってございますので、わかりやすく説明するという点では、こういうところで心がけているところでございます。 ◆富田たく 委員  説明ありがとうございます。資料編にこういう数値が載っていたのを見落としていましたが、資料編と普通の白書と分けて載っけているデータって、何で分けて載っけているんですかね。 ◎環境課長 先ほど冒頭ご説明の中でも少し触れましたが、特に杉並区内の環境の実態をあらわす主な数字につきましては、資料編を見るまでもなく、本編の後ろをごらんいただければわかる、そういったこしらえにしてございます。 ◆富田たく 委員  細かくてすみません。見るまでもなく――でも結局、レジ袋の削減とかは資料編を見なきゃよくわからないという状況なのは改善の余地があると思います。できれば改善をしていっていただければなと思います。  続きまして、資料編の32ページなど、道路の騒音、振動についての資料で、僕もこういうところの資料というのを初めて確認するわけなんですけれども、網かけがされております。薄い網かけは基準を超えたが要請限度を超えなかった区分、黒い濃い網かけは環境基準及び要請限度を超えた時間区分ということで、要請限度を超えるとどうなるんですか。 ◎環境課長 これは道路の交通騒音に関する問題でございますので、区のほうで独自に調査を行って、32ページにあるような数字が出てございますが、環境基準、これは法律でございますので、この基準あるいはまた要請限度という形で、この数値を実際に、道路管理者ですとかあるいはまた国ですとか都、そういったところに、例えば舗装計画ですとかそういったところで、騒音に対する数値をしっかりと使って区内の道路整備をお願いする、そういった形で使われるものでございます。 ◆富田たく 委員  ということは、この黒く塗られた部分については、そういう要請がされたということなんですかね。 ◎環境課長 そのとおりでございます。 ◆富田たく 委員  実際に要請された件数とかそういうものは、ここに載っている数字だけがあれなんですかね、それとも、何かまとめて別の白書とかの中に表が載っているんですかね。 ◎環境課長 具体的には、道路交通騒音につきましては年に何度か回数を決めてやってございますが、その都度あるいはまたまとめて国、都、道路管理者のほうに要請をし、対策を求めているというところでございますので、実際に、その要請の回数と計測した回数というのは必ずしも合うものではございません。 ◆富田たく 委員  回数は必ずしも一緒のものではないということで、一体何回ぐらい要請が行われてきたのかというのは、この資料からは見られないということですか。 ◎環境課長 まずは騒音に対する測定をしっかりやっていく。その中で実際に測定値が基準をオーバーした場合には、道路管理者のほうにもちろん要請をしていくという形でございますが、その都度という形での要請になるかどうかというのは、状況に応じて対応してございます。 ◆富田たく 委員  ちょっと聞き方が違っていたのかな。いわゆる環境白書、また資料編、前年度の環境についてのデータをしっかりと載せて、区民の皆様にお知らせをするというものだと思うんですけれども、その中で、例えば騒音が要請限度を超えて、区として国や事業主に要請をしたというような対応も、どれぐらい行ったかといった情報もしっかりと載っけていくべきだと思うんですが、いかがでしょうか。 ◎環境課長 環境白書につきましては、資料編も含めて、今富田委員からいただいたようなご指摘を踏まえてまた改めて、それぞれのまとめ方については、要請回数ですとかそういったものも含めて、今後の白書作成の参考にさせていただきたいと存じます。 ◆富田たく 委員  細々といろいろやってしまって申しわけありません。もう少しだけ続けさせてください。  39ページ、324番の「生き物生息場所の保全、創出」ということで、21年度2カ所、22年度3カ所と。この保全箇所数についての表示なんですけれども、これはみどり公園課のほうでやられているということで、先日もちょっと内容もお話をお聞きしたんですけれども、「すぎなみの注目動植物 レッドデータブックの実現にむけて」という形で、杉並の5年に1度やられている生物の調査があると思いますが、その中で希少な動植物についていろいろと記載されたブックレットがあったと思うんですけれども、そちらの内容には結構、国や都が絶滅危惧としているような生物が発見された、見つかっているというような記載もあるんですけれども、そことのリンクはきちんとされているのかなというのがちょっと疑問になったんですけれども、保全をする箇所が3件、でも、希少動物のあのブックレットにはもう少し注目動物が載っていましたが、その辺はどういった形でこの保全箇所というのを決めて対応しているんでしょうか。 ◎みどり公園課長 この2カ所につきましては、1カ所は、神田川沿いの富士見丘の操車場の反対側の崖線のところの下の部分に昔から希少な植物が生息している環境があって、保全を続けてきたところ回復しているという場所が1カ所でございますし、もう1カ所は、現在公園になってございますが、三井の森の希少な植物を保全するということで、これはみどりの観点で長くそういうふうにしてきましたし、その場所についても、自然環境調査の中で、動植物の調査場所として定期的に調査の際には調査をされているというふうに確認はしてございますが、基本的にみどり公園課でやってきたのは、そういった植物の保全ということで取り組んできたところでございます。 ◆富田たく 委員  植物の保全ということは、植物以外は今のところ対象としていないということですか。 ◎みどり公園課長 あくまでも生息場所を保護していくという意味で特別にやってきたことであって、現在、公園の整備の部分でも生物多様性に配慮した公園づくりというようなことしていますので、あえてそういった事業としてやっている保全箇所ではなくて、そういった生き物が回復するような、例えばビオトープであるとか、そういったものの中で動植物を含めた保全には一応取り組んできているところでございます。 ◆富田たく 委員  私、この生き物生息場所の保全、創出は、とてもすばらしい事業だと思っているんですけれども、なるべく、自然環境調査とかそういった情報で上がった、希少な生物が見つかったというのがあれば、その部分を徹底的に保全できるような形でどんどんと推進していってほしいという思いで今質問をさせていただきました。課が違ったり部署が違ったりということで、何かと情報の連携とかも難しいのかもしれないですけれども、その辺を連携しながら対応していただければなと思いますが、いかがでしょうか。 ◎環境都市推進課長 三井の森など、まだ計画段階のところから現地を見まして、希少種の植物や、これが生えていたら来るであろう昆虫類等について、連携をとって見学をしたり情報交換をしたりしているところでございます。 ◆関昌央 委員  私は2点お伺いします。まず最初に第22回東京都道路整備事業推進大会について、それから杉並区環境白書の発行について、簡単にやりますから。  まず、最初に道路大会。  以前も私申し上げましたけれども、世界有数の大都市であります東京都は、他の世界の大都市に比べて環状道路の整備が大変遅れていると以前も申し上げましたし、今もそのように思っております。仮に都心で大規模な災害が発生した場合など、その場所を通らないで迂回をして通行するということも、とても大事な大都市としての要件の1つだと思っています。  そんな中で、この道路大会というのは、東京が持っている最大の弱点である交通渋滞の解消、それから首都圏の広域的な連携強化を図る、また、今申し上げました外環を初め首都圏3環状道路の整備など、私たちにとっては大変重要だと思っております。ですから、この道路大会、ぜひ盛会のうちに実施をして、私ども参加する議員も1人1人、今東京が抱えている問題を再確認しながら、スクラムを組んで、都なり国なりへ訴えていきたいと思っています。  ちょっと関連して、震災対策ということで、去る9月1日に東京都、あれは警視庁が中心だったのかもしれませんけれども、環7を核として、震災対策の一環として交通規制というんですか、上り車線、10分間だったんだけれども、杉並区としてはあれはどういうふうに評価をされているのか、ちょっとお考えを教えていただきたいなと思っております。 ◎調整担当課長 震災において、実際に緊急輸送道路等、その点をやっていかなきゃいけないことはありますので、その中で、車を実際にとめてみて皆さんに体験していただいた、それから検証していただくということは非常に重要なことだったと考えております。 ◆関昌央 委員  私も実は環7の歩道橋のところをずっと見ていたんです。どんなぐあいなのかなといったら、結構知らない方も多いみたいで慌てていた部分と、ちょうど青梅街道の一番最初の車がバスだったんですよね。バスは迂回できないから、いろいろと取り決めがあってちょっとでも迂回できないから、あそこへ踏ん張っちゃって、ずらっと並んでにっちもさっちもいかないで、お巡りさんも大変な思いをされてやっていたのを覚えているんですけれども、あの訓練の目的はそもそも何なんですか。 ◎調整担当課長 実際に3・11の東日本大震災のときに、帰宅困難者等いろいろございましたけれども、その中で交通の混乱があったということで、車が渋滞して緊急自動車も動けない状態があったということがございました。そういう中で、実際に車をとめるとどういうふうになるか、それからもう1つは、緊急輸送道路を通らないで車をとめていただきたいということも広く周知する意味も含めて行われたと認識しております。 ◆関昌央 委員  そうすると、環7より都心で大規模なあれがあって、交通渋滞が発生しちゃってにっちもさっちもいかなくなる、緊急自動車なんかが入れなくなる、だから杉並区もオートバイを10台買っていざというときに使えるようにしたとか、そういうことも含めて、じゃ、今後もこういう10分程度の訓練というのはあるんですかね。私、余り意味がないように感じるんだけど、どうですか。 ◎土木担当部長 課長が説明した目的は非常に高くて、実施したことはよかったなと思います。帰宅難民等もございますので。多分警視庁のほうでは、これを踏まえて、いろいろな課題があったと思います、委員もごらんになったような課題もありましたので、今後検証しながら、私の感じでは、何回かまた今後繰り返されるのかなというふうに思っていますけれども、それをやるためには反省をした上だというふうに思ってございます。 ◆関昌央 委員  部長さんから、東京都も反省した上でまた何かやってくるだろうということ、わかりました。  それでは、環境白書についてお伺いをします。  実はきょう出がけに日本経済新聞を見ていたら、東京都がNHKグラウンドあたりを都の公園として考えていらっしゃると。それは、東日本大震災を受けて、今後首都直下型地震を想定したときに、東京を高度防災都市としての位置づけをしていく中でお考えになっているということであったんですけれども、この都立公園化については副区長さんが随分ご努力されていて、こういう方向になってきたということを見まして、ちょっとご所見があればお伺いしておきたいなと思って。 ◎副区長(菊池) 委員今お話があったように、おかげさまで今回の優先整備区域高井戸公園が初めて載った。これまでも高井戸公園については、NHKのグラウンドの閉鎖、印刷局のグラウンドの閉鎖等々もありましたので、早く公園に着手してほしいと。かつ、あそこは避難場所にも指定されているということで、東京都に働きかけをしてきたわけでございます。  先ほどみどり公園課長のほうからお話がありましたように、今回のこの計画については、実はもっと早く出す予定だったんですが、3月の大震災を受けて、もう少し公園の防災的な、都市防災という観点からの機能を見直そうということで、再度見直しに入りまして、高井戸のエリアについては、あれだけのグラウンドがあり、主要幹線等に面しているというようなことで、今回の優先整備区域に入れようというようなことで入ったということでございます。これまで議会の皆様方、また住民の皆様方にご支援をいただきながら進めてきた結果がやっと実ってきたのかなというふうに思っております。 ◆関昌央 委員  どうもありがとうございます。これからも近隣の皆さんのお声を伺いながら、都と連携して進めていっていただきたいと思います。  終わります。 ◆田中ゆうたろう 委員  私からも、環境白書の内容について1点お伺いをさせていただきます。  あらかじめ申し上げておきたいんですけれども、今から申し上げるようなことを、それは文教の管轄であるとか教育委員会の管轄であるというふうにお考えにならずに、この都市環境の場でぜひお考えいただきたいと思いまして発言をしますので、そのあたりはお酌み取りいただきながら聞いていただきたいんですけれども。  この白書を読みますと、原発の視点が非常に盛り込まれておりますけれども、東北地方の方々のよく聞かれる声として、やはりふるさとに帰りたいという声が大変聞かれているわけです。そのふるさとというもの、何がそもそもふるさとなのかなということを考えますときに、やっぱりそれは何かその土地をふるさとたらしめるだけのよりどころがあるんじゃないかというふうに思うわけなんですね。それで、特にそういうふるさとを成り立たせるよりどころの中でもとりわけ大切なものの中に、私は歴史的な景観というものがあるんじゃないかというふうに考えているわけなんです。  そうしますと、歴史的景観といいましたときに、何をもって歴史的とするかということが今度問題になってくると思うんですね。それで、特に歴史といいますと、私は近代、現代の扱いが問題になってくると思うんです。何も古い時代だけが歴史ではなくて、現代もひっくるめての歴史じゃないかなというふうに考えているわけなんですね。  なぜそんなことを言うかといいますと、有名なキャッチコピーに「そうだ どこそこ、行こう」というキャッチコピーがございますけれども、私は個人的には「そうだ 杉並、行こう」でいいんじゃないかというふうに思っているんですね。  どうしてそういうことを考えるかといいますと、何もそれはけんらん豪華な何重の塔とかそういうようなものがなくても、ごくありふれたふだんの生活の中に、我々の今の生活の中に杉並の歴史がしっかり刻まれている、そういう景観が実はたくさんあって、そういうものを発掘的に見出していくというのも1つの区の大きな大切な役割なのではないかなというふうに日ごろ感じているわけなんです。  そんな中でお尋ねしたいのが、この白書の中の12ページに「景観重要建造物の指定などの制度を活用しながら、魅力あるまちなみの創出に努め、」という文言がございますけれども、この景観重要建造物の意味するところ、定義ですね、またはイメージのようなものをちょっと伺っておきたいと思うんです。 ◎まちづくり推進課長 景観重要建造物についてのお尋ねでございますが、今委員ご指摘のあったとおり、今実際に現存する建物の中で大事にしていきたい景観、建物、もちろん歴史的なものも含めてでございますが、そういったものを将来に継承していこうということで定めた制度でございまして、今のところ指定した実績はございませんけれども、今後、候補を選定しながら活用してまいりたいというふうに考えております。 ◆田中ゆうたろう 委員  これまでの実績はないということですので、今後ぜひ、先ほど申し上げたようなこともちょっと視点に置きながら進めていただければというふうに考えております。  その関連でお尋ねしますけれども、47ページ、「歴史的建造物等を活用したまちづくり」というのが載っておりますけれども、私ちょっと見ましたらば、22年度の区指定文化財等の指定が4件になっております。その4件の内容を見ましたらば、古文書が1件、考古資料が1件、信仰が1件、それと歴史資料が1件でありまして、厳密には建造物等と書いてありますから、別に建造物を指定しているわけではないのかもしれませんけれども、今申し上げたような感じで、いわゆる建造物らしい建造物が1個も含まれてないんですね。この中で強いて言うと、井草八幡宮の灯籠が建造物的要素があると思いますけれども、それだけなんですね。どうして4件のうちそういう灯籠だけなのかなというふうに考えたんですけれども、今お答えいただくことはできますでしょうか。 ◎まちづくり推進課長 お手元の資料の中には、22年度、21年度に新たに追加をしたものについての数値だろうというふうに思います。歴史的に古い建造物については、区の文化財として既に指定をされているというふうに思います。 ◆田中ゆうたろう 委員  おっしゃるとおりでございまして、古い建造物についてはもうかなりいろいろな指定がなされているようなんでございますけれども、今後、文化財という指定の枠ではちょっとふさわしくない性質があるかもしれませんが、先ほど申し上げたようなぐあいで、特に近現代のそういう建造物について、いわゆる文化財ではなくて、でもやっぱり歴史がそこに刻まれているようなものを発掘していくような視点でもって今後お考えをいただきたいというふうに思っております。この白書の中にも「もったいない」という言葉も出てきますけれども、そういうのはある意味ではもったいないと思いますので、そういう発掘的な意義を持たせていただきたいというふうに思うんですけれども、その辺についてちょっとご所見を伺えればと思います。 ◎まちづくり推進課長 今委員からもご指摘があったとおり、景観という視点から考えますと、単に古いからというだけではなくて、一般の方にも十分見て楽しんでいただける、親しんでいただけるということが非常に重要かなと思います。そういった視点で、景観という視点から、建造物について、一応景観計画では築50年以上という基準もございますが、そういった委員ご指摘の視点からも重要建造物については指定をしてまいりたいというふうに考えております。 ○井口かづ子 委員長  それでは、一巡しましたので、再度質疑のある方の挙手を願います。 ◆富田たく 委員  先ほど、1点、やりたかったことをすっかり忘れていました。  環境白書で、「はじめに」というところで、今回の東北の震災や原発の事故に言及されておりますが、原発の事故の中で、エネルギー問題というところにスポットを当てているようですけれども、もう1つ考えなければいけない、環境にとって大きな影響を与えた放射能の汚染についてなんです。去年の年度の白書なので、現在杉並区が測定している放射能の線量などは記載されてないのは当たり前かなと思うんですけれども、今後、今年度ですか、来年発行する白書には、放射能汚染問題、そういったものの情報もしっかりと載っけていくという認識でよろしいんでしょうか、ご確認したいと思います。 ◎環境課長 放射能につきましては、委員もご存じのとおり、今保健所が中心になって調査をしてございます。環境白書で触れるかどうかというのは、また所管とも調整が必要かなというふうに思うんですが、もちろん区民の皆様方の大きな関心事でもございますので、その辺を踏まえて対応していきたいと思います。 ◆富田たく 委員  ぜひ、今回の原発事故の放射能汚染問題、私たちも独自で測定などをしておりますが、今後5年、10年とまだまだ続いていくものだと思いますので、しっかりとした情報の集積と区民への提供という形で行っていただきたいと思います。  ありがとうございます。 ◆関昌央 委員  1点だけ追加で質問させていただきます。  環境白書についてですが、実は今振り返ってみたら、基本構想なんかも今つくっていまして、それに関連して総合計画なんかも策定されていますよね。ちょうど基本構想も、私、今年度から委員になって参加させていただいて、いろいろな意見が環境対策でも出ているので、そういう意見を取り入れて、また、総合計画も会派の要望なんかも出していますから、そうすると、多少この白書というのは手を加えたり修正したりする、そういう可能性があるのかどうか、念のため。先ほど、行政としては平成25年までの目標でやっていくんだとおっしゃっていたけれども、ちょっと確認しておきたいなと思います。 ◎環境課長 先ほど25年度というふうに申し上げましたが、この環境白書で進捗状況を確認する環境基本計画というのがございます。これは、先ほど申し上げたような25年度の目標でやってございますが、委員がご指摘の、まさに今、基本構想の策定あるいはまたそれに伴う総合計画につきましても、行政内部での検討を進めているところでございます。当然委員もよくご存じのことだと思いますが、基本構想審議会あるいはその部会の議論の中でも、環境政策につきまして、エネルギー問題を中心に多くのご意見をいただいてございます。当然それが行政計画に反映されるという形にはなると思うんですが、そういった総合計画の動きあるいは策定の状況を踏まえて、今この白書のもとになる環境基本計画についても、一定の改正といいますか、そういったものは当然視野に入れていく必要があろうかなというふうには思ってございます。 ◆けしば誠一 委員  都市計画公園の整備方針について何点か質問します。  今、東京都のホームページには2006年3月の整備方針が載っていまして、概要版も見ることができます。今回はこの整備方針の改定版ということで出されているわけでありますが、この2006年の整備方針の中に「検討体制」というのがありまして、これを見ますと、合同策定検討会議というところに、23区・26市2町合同組織ということで、23区の各ブロックの代表という方が参加されています。特別区の検討会には都市整備部の土木担当部長が参加するということになっているわけですが、そういう意味では、この整備方針の検討過程にも区がかかわり、また今回の改定にもそういう形で積極的にかかわる場や、また区が発言できる場があったのかどうか、その点、確認させていただきたい。 ◎みどり公園課長 きょうお配りしました整備方針の改定案の54ページをごらんいただきたいと思います。ここに、都市計画公園・緑地整備方針の都区市町合同改定検討委員会のメンバーと、55ページの下に検討の経緯が出てございます。この間、特別区のほうとしても、改定に当たって、この下にまたさらに幹事会等を設けましたけれども、発言をして整備方針の改定案をまとめてきたという経緯でございます。 ◆けしば誠一 委員  先ほどの副区長のお話もありまして、今回、地元の住民が強く求め、かつまた杉並区全体としても要望してきた高井戸公園がようやく実現できることになりました。そういう点では、本当に関係者の努力に心から敬意を表するわけでありますが、きょういただきました報告、この改定案によりますと、3月11日の大震災が与え、また、それによってこの改定案の中身がかなり大きく変わったということを見ることができます。避難場所の確保・安定化ということで、区部の避難計画人口の9万人分に相当するという1つの改定案でありますが、高井戸公園はその点どのくらい見込めるのでしょうか。 ◎みどり公園課長 すみません、その数字は今持ち合わせてないので、後で調べてお知らせします。 ◆けしば誠一 委員  今回の改定の経過がこの報告の中でも随所に、3月11日の未曾有の事態に対する東京都や自治体の取り組みという点がかなりうかがわれて、そういう点では、今まで私たちが高井戸公園に託してきたいろいろな夢や願いもあったわけですが、またそれとプラスする形で、みんなが心配している避難場所、そしてまた、いざというときの救援の拠点になるという意味では、極めて重要な新たな位置づけにならざるを得ないと思っているんですが、その点、担当のほうはどういうふうに考えていらっしゃるんでしょうか。 ◎みどり公園課長 当然、東京都が今後整備を進めてこの場所に公園ができれば、NHKグラウンドのすぐ南側には首都高あるいは放射5号線等がございますので、そこから環状8号線に向けての交通も確保できますので、区部と多摩部のちょうど境に近いこともありまして、当然どういった形で震災が起きたとき利用されるかはあろうかなと思いますが、避難場所としての活用もありますし、公園が整備されれば、いろいろな形で復興復旧に向けても活用の高い土地になろうかなというふうに考えてございます。 ◆けしば誠一 委員  以前の整備方針によりますと、「公園・緑地の配置及び規模の基準」というところに、「都市計画法施行規則第7条第5項に規定する公園の種別に、緑地やその他の公共空地の基本的な考え方を加え、標準として整理したもの」というふうにあるわけですね。  それで、公園というところには、住区基幹、都市基幹、広域、特殊ということがありまして、都市基幹というところには総合公園、運動公園、それから広域というところには広域公園というのがあります。これまでのこうした規定の中に、防災公園というか防災機能ということが書かれてないわけですね。その点も含めて、これまでのこうした分け方からすると、高井戸公園というのはどこに当たるのか。そして、今後、防災という意味では、こうした公園のあり方も含めて当然検討されるべきと思いますが、そのあたり、わかる範囲でお答えください。 ◎みどり公園課長 都市計画法の種別あるいは都市公園法の種別でいくと、高井戸公園は運動公園という位置づけでございます。当然、防災公園も、大きく言えば、国の考え方としては、広域的に整備をする防災公園、例えば昭和記念公園であるとか、あるいは今回東京都が臨海につくりました広域防災公園みたいな、広域的に活用されるかなり広い場所、あるいは地域の避難場所も兼ねて活用される、特に10ヘクタールを標準規模として、大火災が起きたときの安全な避難場所として確保される公園として、そういった避難場所の確保の中でいくと、近隣公園、地区公園以上が避難場所に指定されている場所はそこを核としてという考え方で、区で整備していく中でいえば、例えば蚕糸の森公園であるとか柏の宮、先ごろ開園した桃井原っぱのようなものが、公園規模としては10ヘクタールにはなってないですが、周辺の不燃化等の活用によって、その際に安全な避難場所になるように整備されているものというような、大きく言うとそういった2つの分け方がある中でいくと、東京都としては、災害時の防災計画としては、考え方としては、今回の11ページに出ていますけれども、大規模救出救助活動拠点が指定されている都立公園というのが一応ここに出ています。杉並区の中でいえば和田堀公園がそういった位置づけになって、これまでも整備が進められ、それに合わせた防災計画等についても、防災施設等の整備も現在進んでいると思います。現在のこういった東京都としての広域的な防災拠点の考え方については、今後、順次整備されていく中でまた整理はされていくものかなと考えてございます。 ◆けしば誠一 委員  住民が望んできたもの、また、3月11日を経て新たに出されたさまざまな課題にこたえる拠点として、区の全力を挙げた取り組みを期待します。  最後に、基本方針の中にある民間事業者を含めた多様な主体の連携ということについて質問します。  こうした都市公園についてのさまざまな運営のあり方ということで、民営化とかいろいろあるわけですが、都立公園の管理も基本的に民間委託になっておりまして、その結果、非常に、住民の側からするとさまざま使いにくくなっているような面も聞きます。こうした都市公園、しかも杉並にとっても区民にとっても極めて重大な場所になるわけですので、その運営の仕方やさまざまなこうした民間との連携も含めて、基本的には区がしっかり責任を持って、区の責任で進めていけるようなあり方を望むところでありますが、その点についての答えを最後に伺って、終わります。 ◎土木担当部長 これまでも高井戸公園につきましては、優先整備区域に入れるために、杉並区でも、住民の方、議会のご意見を聞いて、学識経験者を交えてグランドデザインというのをまとめて、区の課題をすべて網羅したものを都にお願いしました。それを基本にして、今後皆様のご意見を聞きながら、しっかりと区としても要望はきちんとして、すばらしい公園になるようにしてまいりたいなというふうに思ってございます。 ◆山本あけみ 副委員長  副委員長でありますが、今回はお許しを得て質問させていただきたいと思います。  まず、高井戸公園の優先整備が決まったということで、この場をかりてお礼を申し上げたいと思います。  1つ、簡単な質問なんですが、優先整備区域内の図面に入っています玉川上水緑地の優先的に整備をする内容という少し細かなところは、例えば玉川上水のさくの中なのか、その両側の道だけなのか、もしくは放射5号の範囲内の緑地帯を含めてなのか、そのあたりお尋ねしたいんですが、いかがでしょうか。 ◎みどり公園課長 これについては、今後優先整備区域に、範囲としては、玉川上水を真ん中に残して放射5号線ができる範囲として示されていますが、具体的には今度事業化を東京都が進める中で内容が明らかになるのかなと。まだ優先整備区域に指定したというだけで、事業認可に向けて、都市計画事業ですので、都市計画決定をして、その後、事業認可を申請する前に地元説明会をして、どういう事業をやっていくという説明を東京都のほうですると思うんですが、その段階にならないと、詳しいことは私どもとしても把握しかねているというところでございます。 ◎調整担当課長 玉川上水の都市計画の範囲は25メートルの幅でございますので、放射5号線は60メートルございますから、玉川上水を挟む25メートルの幅が玉川上水緑地という都市計画の区域になっております。 ◆山本あけみ 副委員長  今回いただいた資料の中で、高井戸公園の図面と玉川上水緑地の図面と、もう1つ、神田川緑地ということで、3つの図面に今回分かれて見せていただいているんですけれども、実はこの3枚に関しては、ほぼ高井戸公園という地図の中に、1つのものに盛り込める内容になっているんですね。3つに分かれていることによって、よりわかりづらい、理解しづらい、違う事業だというふうに認識をしてしまいがちなんですが、これは実は隣接する、本当に1地区の小さな問題になってまいります。そのあたりをとらえていくと、実は高井戸公園玉川上水緑地というと、隣接した、本当に一部重なってくる部分なんですね。ですから、今私がお尋ねをした放射5号の緑地帯を含むのかどうか、そのあたりが大変大きく事業として変わってくる部分だと思うんですね。  もちろん、行政の中でこういう事業を進めていくと、どこどこの主管であるとか、どこどこの担当であるとか、そういうことが分かれてくるのは当然なんですけれども、この件に関しても再度お尋ねしたいんですが、放射5号の中の一部の25メートル区間だけが今回玉川上水緑地として整備が決まったということで、高井戸公園が決まったということで、実は放射5号としては緑地帯の整備という方針は既に出ているわけなんですね。このあたりを俯瞰して見ていくと、東京都の縦割りの中で進めていく事業ではなくて、杉並区が住民の代弁者として取りまとめていく大きな大きな流れをつくっていってもらいたい、そういう部分になっていくと思います。そうでなければ、東京都によって分割をされた、例えて言うならばパッチワークの事業になっていって、そのことによって、実際住んでいる方々にはどういうふうに地域が変わっていくのかわからない。自分たちが道路を渡るときにどれくらいの時間がかかるのかとか、生活の利便性、あとはトータルの事業コストにも関係してくる部分だと思うんですね。ただ、これは、東京都に各方面から投げかけたとしても、1つの答えは得られないだろうというふうに思います。これはやはり杉並区のほうで大きな流れを1つつくっていただいて、せっかく高井戸公園が皆様のご努力で優先整備区域になったということを受けて、もう1つ、以前の伊藤滋さんが立てられたようなグランドデザインというものを、将来像を描いていただきたいというふうに思っているんですけれども、いかがでしょうか。 ◎都市整備部長 この地域におけるみどりをどのように守り、つなげていくかという観点のご質問だと存じますけれども、まず1つは、環境施設帯のみどり、それから玉川上水のみどり、これらが全体としては混然とした一体のみどりとして整備されるようにということと、それから、ご指摘のありました高井戸公園と放射5号線の沿道のみどり、これをできるだけ立体的に整備していくということは、私どもも考えておりますし、また、そのように今後も都に求めていきたいと思いますので、区も兵庫橋公園の一部を道路用地として出しているとか、この地域において道路用地として買収された、そういうみどりもありますから、そういうものもこういう施設帯の整備の中で、全体としてはこの地域のみどりが増えていくように、あるいは一体となるように、今後も東京都に求めてまいる考えでございます。 ◆山本あけみ 副委員長  今みどりに関してのお返事いただいたんですけれども、実は高井戸公園が今回優先整備区域になったことの大きな理由の1つとして、やはり防災公園としての位置づけがあるということで、ということは、住民の人は高井戸公園を目指して避難をしてくることになるんですね。その一番わかりやすい道筋が玉川上水沿いのこれからつくられる緑地帯であって、整備されていくところになると思います。ですから、そういう観点でもぜひ進めていっていただきたいなというふうに思います。 ○井口かづ子 委員長  ほかに質疑はありませんか。       〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○井口かづ子 委員長  ないようですので、質疑を終結いたします。  《閉会中の陳情審査及び所管事項調査について》 ○井口かづ子 委員長  当委員会に付託されております陳情につきましてはすべて閉会中の継続審査とし、あわせて当委員会の所管事項につきましても閉会中の継続調査といたします。
     《委員の派遣について》 ○井口かづ子 委員長  次に、委員の派遣についてお諮りいたします。  10月27日、第22回東京都道路整備事業推進大会に参加するため、委員全員を派遣することに異議ありませんか。       〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○井口かづ子 委員長  異議ないものと認めます。よって、委員を派遣することに決定いたしました。  引き続き委員の派遣についてお諮りいたします。  ご配付いたしました案のとおり、記載の調査事項の調査のため、11月1日から11月2日まで、兵庫県神戸市及び兵庫県西宮市に委員全員を派遣することに異議ありませんか。       〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○井口かづ子 委員長  異議ないものと認めます。よって、案のとおり委員を派遣することに決定いたしました。  いずれの派遣につきましても、杉並区議会会議規則第60条の規定により、本日付で派遣承認要求書を議長に提出することといたします。  以上で都市環境委員会を閉会いたします。                             (午前11時52分 閉会)...